人生教訓として、ことわざから学ぶことも多いのではないでしょうか?このシリーズでは、毎回ひとつのことわざをお題に上げて、その意味をこのブログのテーマである印象UPや自己実現に絡めてご紹介していきます。
目次
今回のお題は「良薬口に苦し」
良薬口に苦しとは「よくきく薬は苦くて飲みにくい。本当に自分のためを思ってしてくれる忠告は、ありがたいが聞くのがつらい。」という意味。
誰だって、叱られたり鋭い指摘を受けると多かれ少なかれ、「うぅっ…!!」って精神的ダメージを受けますよね?防衛本能が働くというか…。
できることなら、責められたくないし、否定されたくないし、注意も受けたくない…。
はっきり言って、褒めてくれる人と一緒にいる方が心地いいです。
しかし、叱られている渦中にいる時には気がつけないけれど、数年経って振り返ってみると、その時に叱られた経験が自分の成長に糧になっていたことに気がつくことがよくあるのも本当の話。
今回は、叱られた時の心の持ちようと、怒られても落ち込まない打たれ強いハートを手に入れる方法についてお話します。
ぜひこちらを読んで「叱られ上手」になってください。
叱ってくれた人はあなたを磨くヤスリのようなありがたい存在
仕事でミスをしたときなど、上司や先輩から注意を受けると「自分はダメな人間なんだ」と落ち込んだり、些細なことで指摘を受けると「そんな細かいことまで言う必要ある?」とイライラしてしまうことはありませんか?
それはもしかしたら、「注意を受けた→怒られた→攻撃された→嫌われている」と無意識のうちに変換して、感情に引っ張られている状態かもしれません。
上司や先輩からの注意や指摘は、あなたの人格を否定しているわけではありません。
あなたのした「コト」に対して、改善を求めているのです。
ですから、ここで感情的になるのは無意味です。
事実関係を整理して、仕事のやり方を具体的に見直しましょう。叱られてショックな気持ちは一旦脇に置いておいて、頭で冷静にミスの分析をし、最適な改善策を考え、実行に移してみてください。
叱られるたびに落ち込んでいては、いつまでたっても同じところをグルグル回り続けるだけで、成長が見込めません。
上司や先輩の立場から言わせれば、本当は叱りたくもなければ、細かな指摘もせずに、平和に一日を終わらせたいと思う人がほとんどです。人を叱ることってものすごくエネルギーを使うし、下手をすれば相手から嫌われてしまうことだってあります。
それでもどうしてわざわざ叱ってくるのかといえば、あなたの成長を信じているからです。
成長する見込みがない人に、自分の貴重な時間を割いて注意するのは無駄な労力です。それであれば、自分でその人の分の仕事をしてしまったほうが、よっぽど早いし、エネルギーも使わずにすみます。
あなたが叱るに値する存在だからこそ、叱ることができるのです。
「自分は成長する見込みがあるから叱られているんだ」ということを自覚して、自信を持ってください。
叱ってくれる人というのは、あなたの才能をピカピカに磨いてくれるヤスリのような存在です。
ヤスリはたくさん使い続けると、だんだん磨耗してきますよね?
叱ってくれる人は、自らを磨耗させながら、それでもあなたを磨き上げてくれるのです。
こう考えると少しは感謝の気持ちが湧いてきませんか?
叱られ上手な人は無限の可能性を秘めている
冒頭でも書いたように、大多数の人は「できることなら、責められたくないし、否定されたくないし、注意も受けたくない…。」です。
ということはつまり、「叱られることに対してありがたいと感じることができる人」というのは、非常に稀な存在です。
人の助言を素直に受け入れ、感謝でき、自分を変化させることができる人は、人から愛されます。可愛がられます。
人から愛されると、あなたの周りには、助けてくれる人や導いてくれる人がたくさん集まります。
そうすると、もう気がついた時にはプラスのループに乗っかっています。
普通の人が苦い薬を避けて逃げ回っているところ、あなたは率先して苦い薬を飲みに行く。これが、人から抜きん出るための秘策です。
叱られ上手な人は、たくさんの人に支えてもらいながら、どんどん上へと登っていける無限の可能性を秘めているのです。
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