あなたは周囲からどんな印象・イメージをもたれているのか、興味ありませんか?
ご自身が“実際にもっている印象”と、その方の“理想の印象”が必ずしも一致しないこともありますよね。
まずはそこをうまく融合させて、その人のオリジナルの魅力を見つけ、
そしてその印象を強調できるように、
外見、立ち振る舞い、話し方、考え方を変えていけたらどんなに良いことでしょうか。
今回は、より魅力度がアップするセルフプロデュース(自己演出)について紹介します。あなたの魅力を演出するための助けになれば幸いです。
目次
イメージ演出のお手伝いは完全オーダーメイド
イメージコンサルティングというと、一般的にはファッションやヘアメイクの提案が主体になっているのではないかと思います。
ファッションやヘアメイクを変えるだけで、まるでスイッチが切り替わったかのように、見違えて輝き出す人がいます。よくテレビなどでも、一般の方がプロのスタイリストや美容師の手によって変身する企画がありますよね。あんなイメージです。
ファッションやヘアメイクで外見を一気にチェンジするような体験は、美に対するモチベーションや自己肯定感が爆発的に上がるので、とても良い刺激になると思います。変わることへのきっかけ、起爆剤になると思います。
しかし、その体験をその後の生活にも取り入れていかなければ、自分の印象を本当の意味で変えるところまでは届きません。
服を脱いでお風呂に入れば、元の自分に戻ってしまうからです。
もっと深い意味で自分の印象を変えるならば、一時的なものだけでは足りないのですよね。
ファッションやヘアメイクだけでなく、もっと根底にある“考え方”や“中身”の部分にも触れていく必要があります。
そのため、私がコンサルティングを行う際にははじめの段階で、ああでもない、こうでもない、とたくさん言葉を交わします。ご本人の意識が変わらないと一過性のものになってしまうので、継続するために必要不可欠なのがこの時間です。
他人から一方的に「あなたにはこんなイメージが似合いますから、こういうファッションを選びましょう。そうすると印象が良くなりますよ。」と言われても、自分の懐にその意味が落とし込めないと、その場しのぎになってしまうからです。
受け身な姿勢は封印して、自分の頭で考えて、自分の意思で行動していくことが大切です。
継続していくには、ご本人の意思と行動がすべてであり、他人にはスタート地点でそっと手を添えることしかできません。
それぞれ抱えている悩みも違いますし、目指す理想像も違うので、イメージコンサルティングは毎回完全オーダーメイドです。
答えはいつもご自身の心の中にあります。
プロに依頼せずとも、自分でできる印象作りの方法
自分で自分自身の印象を演出するには、コツがあります。
それは、「自分を客観的に見ること」です。
そんなことが簡単にできるなら、とっくにやってるよ!!
というツッコミが飛んできそうですね…!
確かに自分を客観視するのは難しいのですが、訓練を積めばできるようになってきます。
イメージとしては、AKB48グループのプロデュースをしている秋元康さん。秋元泰さんは、たくさんいるアイドルのそれぞれの個性・魅力を客観的に見つけ、そこが鋭く尖るようにプロデュースされているのではないかなぁ…と思っています。
ですので、(とりあえずイメージとして)秋元康さんになったつもりで、客観的に自分を見つめてみましょう。
- あなたのチャームポイントはどこですか?
- シンプルなものが似合いますか?それとも華やかなものが似合いますか?
- 悩んでいるところはありますか?
- 目指す理想の印象はどんなイメージですか?
思いついたことは、できるだけ具体的に細かく詳しく紙に書き出していくのがおすすめです。
似ている芸能人や目指したいイメージに近い芸能人を上げるのも効果的です。
とにかく、頭の中のもやっとしたイメージを「具体的なカタチ」に変換していく作業が必要です。
「具体的なカタチ」というのは、言語化するということです。イメージのひとつひとつにラベルを貼って、整理整頓していくイメージです。
この“具体的”というのがミソでして、ここがふんわりしたままですと、いつまでたっても変わることができません。
たとえば、「可愛くなりたい!」というのでは、抽象的すぎます。
“可愛い”にもたくさんの種類があります。
元気はつらつでポップな可愛さもあれば、大人可愛いもある、アイドルのようなキュートな可愛さ、純真無垢で素朴な可愛さ、儚げで守ってあげたくなるような可愛さ…
一体全体自分はどんな“可愛い”を目指しているのか、まずはそこをはっきりさせましょう。
頭の中の言葉にならないようなイメージのカケラを一生懸命集めて、名前を付けてあげて、自分のオリジナルレシピを作っていくのです。
現状のあなたの分析、そして理想像の分析です。
自分の中からたくさんの情報をできる限りアウトプットできたら、今度はそのたくさんの情報を分析していく必要があります。
アウトプットだけでは意味がありません。分析して初めてその情報が生かされるのです。
“どんどんアウトプットする”、“分析する目を養う”という、この両方のトレーニングがセルフプロデュースには必要です。
具体的なアクションへと結びつける
ひととおり、頭の中にあるふんわりとしたイメージが言語化できたら、次は具体的なアクションへと結びつけていく作業です。
たとえば、「大人っぽい落ち着いたイメージ」を持っている人が、「アイドルのようなキュートな可愛さ」を目指すことになるとします。
こうなると、それぞれのイメージに距離が感じられるので、「アイドルのようなキュートな可愛さ」をそのままファッションやヘアメイクでコピーすると、似合いづらくチグハグな印象が生じてしまうケースがあります。
そこでおすすめなのが、部分的に取り入れてふたつのイメージをうまく融合させる、という方法。
一体どういうことかというと、ファッションであれば「色・形・素材」でできているので、そのうちの1〜2つの要素だけを「アイドルのようなキュートな可愛さ」に寄せるということです。
色に関していえば、赤ひとつとってもさまざまなイメージをもっています。
深いワインレッドであれば大人っぽく上品なイメージですが、オレンジみがかった鮮やかなポピーレッドであれば、反対に明るく若々しいイメージになります。
素材に関して言えば、柔らかく透けるシフォンと分厚いデニム地では全く印象が異なりますし、
形(ディティール・シルエット)も、Aラインのスカートなのか、タイトスカートなのかによって印象が全く異なります。
このように、ファッションやヘアメイクがもっているひとつひとつのイメージを考えた上で、効果的な組み合わせを戦略的に考えていく、ということが具体的なアクションへとつながっていきます。
いきなり全部を変えるのではなく、本来の自分が似合っている要素は残しつつ、部分的に理想のイメージを取り入れていくのが一番賢い方法です。
印象やイメージには、本来は優劣がなく、どんな印象やイメージにもプラスの面とマイナスの面をもっています。自分に似合わない=マイナスの面が強く出ている状態だと捉えることができます。
考えるだけで終わらせずに、具体的なアクションへと結びつけていくまでがゴールです。
人生とは、自分が主役の映画である
いかがでしたでしょうか?
「人生は一本の映画のようだ」と、どこかで耳にしたことがあります。
実はこの言葉が、私の中ではイメージコンサルティングの仕事をする上での軸になっています。
「自分がその映画の主役であり、脚本家であり、監督でもある」と考えていただくとわかりやすいのかな、と思います。
たとえば、素敵な映画のヒロインあるいはヒーローであるあなたは、どんな衣装を身につけていると思いますか?どんな話し方で、どんな歩き方がふさわしいでしょうか?舞台装置、大道具、小道具まで、すべてあなたが考えます。
あなたの人生を素敵な映画にしたいなら、それに見合う筋書きと演出が必要です。
自分を見つめて、分析し、長所を最大限にいかす魅せ方を考えてみましょう。
そうすると、きっとあなたの人生は、今よりももっと輝いていくと思います。
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