【立ち居振る舞いの基本】美しい姿勢をつくる方法

姿勢

立ち居振る舞いの基本となるのは「美しい姿勢」です。

姿勢が悪いと、だらしない印象を与えてしまいます。

一方で、背筋がスッと伸びた人は凛とした気品に溢れ、良い印象を与えます。

あなたの周りにどこか品があり、その佇まいに思わず心を奪われてしまうような人はいませんか?

きっとその人は、美しい姿勢の持ち主です。

美しい姿勢を意識すると、日常のちょっとした場面で『品のある人』と印象づけることができます。

今回は『美しい姿勢を身に付けたい』という方に向けて、美しい姿勢をつくる方法を紹介します。

【美しい姿勢】基本の立ち姿勢

まずは立ち姿勢から練習をはじめましょう。

美しい立ち姿勢の基本は、耳、肩、くるぶしが一直線になっていることです。

そこで便利なのが、壁を利用して基本の立ち姿勢を覚えることです。

まず壁に背中を向けて立ち、頭、肩、お尻、かかとの4点を壁にぴったりくっつけます。

そのとき、腰と壁の間に隙間をできるので、すのスペースをできるだけ埋めるようなイメージで、ぐぐぐっと腹圧をかけて腰を壁側に寄せます。

顎を引きつつ、頭頂部を上に向かって引き上げるように、首を伸ばすのもポイントです。

  • 壁に頭、肩、お尻、かかとの4点をぴったりくっつける
  • 背筋を伸ばす
  • 腹圧をかけて腰と壁の間の隙間をできるだけ埋める(反り腰&お尻が突き出ないように)
  • 顎を引く(うなじを伸ばす)
  • 首をできるだけ長く伸ばす(頭頂部から出ている糸を天から引っ張られているイメージ)
  • 鎖骨を開く(肩先を壁につけるように)
  • お尻をキュッとしめる
  • 手は自然に前で重ねる

これ、実際にやってみるとかなり疲れます。

まずは10秒キープしてみましょう。

そしてだんだんと時間を伸ばして、美しい姿勢の型を体に定着させましょう。

壁がなくても、横から見た時に、耳、肩、くるぶしが一直線になることを意識して、首を上に伸ばすイメージで胸を開けば美しい姿勢はつくれます。

この姿勢ができるようになると、身長まで伸びて見えるという嬉しい効果が期待できます。

【美しい姿勢】基本の座り姿勢

座り姿勢

デスクワークでは座っていることが基本となります。

悪い姿勢で長時間座り続けると、体への負担が大きく、疲れやすくなります。

見た目の美しさはもちろん、仕事の効率アップも目指して美しい座り姿勢を手に入れましょう。

  • 背筋を伸ばす
  • 顎を引く
  • 骨盤をしっかり立てる
  • おへその下(丹田)に力を入れる
  • 背もたれから離れる(背もたれに体重を預けない)
  • 女性は膝を閉じる
  • 足の裏全体を地面につける

前のめりに背中を丸めた姿勢でデスクワークをすると、肩こや頭痛、腰痛を引き起こしてしまいます。

背もたれから拳ひとつぶん前に腰掛け、骨盤をまっすぐに立てた状態にしましょう。

顔が前に出ないように、頭頂部から真上に向かって引き上げるのもポイントです。

正しい座り姿勢がキープできないのは、必要な筋肉が弱っている証拠。

反対に、正しい座り姿勢をキープしようと心がけることで、必要な筋肉を鍛えることができます。

毎日お腹を凹ませて、上に引き上げる意識をもつことで美しいウエストがキープできます。

定着させるまでが一番つらいのですが、続けていくとどんどん楽になってきて、姿勢がよい状態が当たり前になります。

まとめ

姿勢がよいと、気持ちもシャキッとして自信が湧いてきます。

ここまで即効性があり、なおかつ飛躍的に印象アップを図れる方法は他にないのでは!?

…と思うほど、美しい姿勢は第一印象にものすごい効果を発揮します。

ふとした瞬間の立ち姿、座り姿は意外と人から見られているものです。

いつも人から見られていることを意識すると、美しい姿勢が保ちやすくなります。

ぜひこうしたことを日頃から心がけて、正しい姿勢が自然にキープできるようになりましょう。